「介護は防災と一緒で備えることが大切だということ」を学びました!~コープみらいで「10の基本ケア」組合員向け学習会展開中~

 

生協10の基本ケアに取り組んでいる生協と、日本生活協同組合連合会・全国コープ福祉事業連帯機構は、一般の方々を対象に介護を一緒に学ぶためのプロジェクトが始動。

元気なうちから介護への備えを始める学習会始動

コープみらいの福祉事業では、可能な限り住み慣れた地域で「自分らしい暮らしを最後まで続けたい」という利用者の思いを大切に、「生協10の基本ケア」を介護の基本として取り組みを進め、利用者の思いに応えることを目標に、日々介護事業を実践しています。介護現場に接していると、できる限り早いうちから介護について学び備えることが重要だと感じています。そこで、2022年4月から、「生協10の基本ケア」で考えるくらし・介護のヒント集をもとに、組合員理事向けの学習会を実施してみたら予想を上回る高評価!を頂きました。私たちもその効果を確信し、その後現在進行形で学習会が進んでいます。

完成した「生協10の基本ケアくらし・介護のヒント集」

 

いつまでも・・
自分らしい“ふつうの生活”を送り続けられるように

学習会の内容は、生協10の基本ケアを軸に、介護が必要になるきっかけ、換気の効果と重要性、足の力を維持し、転倒を防止する方法、食事やトイレやお風呂、おしゃべりの重要性など学びます。できる限りふつうの生活を長く続けるための介護の基本をお伝えし、最終章ではターミナルケアに触れます。大切な人や自分自身の最期をイメージする機会になり、エンディングノートも話題になりました。

現場の職員による体操のコーナーでは、参加者のみなさんが一緒に身体を動かし大好評です。太ももをしっかり使う立ち上がり方法をみんなで練習します。
また生協10の基本ケアの大切にしている考え方のひとつに「尊厳を護る(まもる)こと」があります。
リハビリパンツと尿取りパットを用意し、高齢者の1回の尿量200cc程度にみたてた水をペットボトルにいれ、尿取りパットに給水。その後実際にパットを手にとってもらい、おむつを身につけて生活することをイメージしてもらいました。

「オムツにおしっこをしていいと言っても・・・実際はできないものね。」
「200mlがこんなに重いとは思わなかったな。」
介護を受ける立場の人の尊厳を護ることの重要性、しみじみ感じました。

みんなで話そう“介護”のコト
~おしゃべり会~

そんな中、組合員のみなさんが自主的にオンライン「おしゃべり会」が企画されました。
私たちのくらしと“介護”は切っても切れないことがらで、誰でも遅かれ早かれ経験することです。でも、どうにも話題にしにくい「暗い」イメージがありました。そこで介護について話す「おしゃべり会」を呼びかけたところ、大変多くの仲間が参加。実は悩みや思いがたくさん‼ あり、関心の高さがよくわかりました。

介護に正解はありません。こんな風に、みんなで介護について話すことはとても大切だと思っています。
これからも、介護の学習会を進めていきます。

*コープみらい組合員作成動画

 

*コープみらい採用サイト
ホームヘルパー(訪問介護等)・他 【生活協同組合コープみらい公式】パート・アルバイト求人募集 (bizpla.jp)

この記事を書いた人・法人について

本光和子さん

コープみらい福祉事業担当執行役員

全国のどのコープの組合員平均年齢は60歳くらいです。
この年代の方々に介護の問題はまさにジャストフィットするもので、 「生協10の基本ケア」は間違いなく組合員や地域のみなさんに喜ばれます。
どんどん学習会を広めましょう!

おススメの記事

介護やくらしに役立つ情報はこちら!