にぎやかな「普通」の日常。認知症対応型通所介護の管理者として目指すもの。（「生協の介護・福祉」のプロ紹介）

認知症になっても住み慣れた自宅で過ごしたい方々を支える認知症専門のデイサービス。「ご利用者さんやご家族の想いに寄り添いたい」と笑顔で話すのは、パルシステム千葉認知症対応型デイサービス管理者の並木さん。日常風景や、今後の目標についてお話を伺いました。

認知症のご利用者さんが“できること”はたくさんある。
それを発見するのが、この仕事のやりがい。

――認知症対応型デイサービスにじいろぱる市川里見の
一日の生活内容を教えてください。

基本的に、ご利用者さんの要望を伺ってその日のスケジュールを決めています。
昼食メニューも、その日いらっしゃったご利用者さんが食べたいもの、リクエストなどをコミュニケーションの中からピックアップして、ご要望に添えるようなメニュー提供をしています。高齢者は食事の食べる量が少ないイメージがあるかもしれませんが、にじいろぱる市川里見では、若者が好みそうな、とんかつやハンバーグなどのメニューも、皆さん本当によく召し上がります。

――管理者としてのやりがいを教えてください。

ご利用者さんの“できること”を発見したときや、ご自宅とは違う一面を見せてくれた時ですね。
例えば、ご家族やケアマネジャーさんから「お箸を使うことが難しい」と言われていた方が、実は使えることを発見したこともありました。認知症は、昔に経験していたことは体が覚えていて、実はいろいろなことができるんです。
今後もそのような機会多く作っていきたいですね。

ご利用者さんを支えるためのチーム力は、
よく笑い、よく話すこと。

――にじいろぱる市川里見の特徴を教えてください。

簡潔に表現すると
♡ご飯がおいしい！
♡ご利用者さんと職員の関係が密！
♡本当に職員、ご利用者さん、ともによーーーく笑う！！
この3点です！

――にじいろぱる市川里見の職員がチームとして連携していくうえで大事にしていることは何かありますか。

職員同士が気兼ねなく意見や思いを言える環境であることを意識しています。
業務はもちろんのこと、職員間で私的な話をすることもよくあります。また、私がとぼけたことを話していたりすると、職員からは温かいツッコミが入る、そんな笑いが絶えない明るい職場です。

並木さんを真ん中に、笑顔がステキな仲間お二人をご紹介❤　イイね❤
左は青木義行さん（元にじいろぱる市川里見管理者　にじいろぱる船橋海神管理者）
右側は、石岡光子さん（にじいろぱる市川里見職員）

並木さんが介護の仕事を始めたきっかけは何ですか。

――お仕事をされる中で、心がけていることはありますか？

転職を考えていた時にたまたま見た新聞折り込みを見て応募したのが始まりです。
20代の時にヘルパー２級の資格を取得していましたが、介護の仕事はやったことがありませんでした。
実際に面接で伺った時、にぎやかでご利用者さんがとても楽しそうに過ごされていて雰囲気が非常によかったです。それまで介護施設ってあまり元気ではない方が利用しているイメージがあったので、衝撃を受けました。
ここで働きたい！と思い、他の施設の面接は受けませんでした。

――仕事の息抜きやリフレッシュはどんなことをされていますか？

にじいろぱる市川里見では職員間で仕事の事はもちろん、プライベートの話もよくします。
お互いの悩みや私生活で楽しかったことなど、職員間同士の会話の中で自然と共有されています。私自身職場で職員といろいろな会話をすることが楽しくて息抜きになっています。あとは少しお酒をたしなむことですかね。

ご利用者も、ご家族も、そして職員も
ここに「にじいろぱる市川里見」があってよかった！が私の目標

――今後にじいろぱる里見市川がめざす目標について教えてください。

家族介護は365日24時間の対応が必要となり、当事者のご家族の負担は計り知れません。
認知症対応という視点でご利用者・ご家族に寄り添うとともに、地域にとっても気軽に介護相談できる場所でありたいと思います。また、職員にはご利用者のみなさんとの素敵な出会いを通して、にじいろぱる市川里見で働いていることが人生のプラスになってもらえたら…と思っています。

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