「生協10の基本ケア® 」 2.床に足をつけて座る(介護・くらしのレシピ集)

このレシピのポイント

  • 「生協 10 の基本ケア ®」は、「生協の介護・福祉」の実践で 培われた「ふつうの生活」を支援するために大切な 10 の取り組みをまとめたものです。

  • 日々のくらしの中には、身体を鍛える生活リハビリの機会がたくさんあります。

  • いつまでも自分の足で歩くためにも、日頃から足の力を意識して使うことはとても重要です。

正しい立ち上がり、座り方を意識しよう。

毎日のくらしの中で最も多く繰り返される動きの一つが「座ること」。この前後に、起きる、立ちあがる、歩くと続きます。これらの動きは、毎日のくらしの中のあたりまえの生活、例えばトイレにいくこと、座って食事を食べること、お風呂に入ること、外に出かけることにつながっています。このあたりまえの動きに大きく貢献しているひとつが、下半身の力です。

「生協の介護・福祉」では、誰もがあたりまえのくらしを送るために、足を使い鍛えることを大切にしています。この動きを生活の中のリハビリテーションと位置づけ、自分の高さにあった椅子を使い足の裏にしっかりと体重をのせ自然な身体の動きを使い正しく立ち上がること、この動きを繰り返し支援しています。

「生協10の基本ケア®」を取り入れている生協では、入院により寝ている時間が長く体力が落ちてしまったり、ウトウトしている方などが、その後笑顔で自分らしい生活を取り戻した方もたくさんいらっしゃいます。人により状態が異なるため、専門職と十分に検討を重ね丁寧にすすめていくことは欠かせません。

できる限り元気なうちから、また介護が必要な状態であっても、いつまでも自分の足で歩くために、今から足の力を意識し鍛えることは、とても重要です。

このレシピは、本機構に参加するメンバー「生協10の基本ケア®」について考えるプロジェクトを発足し、
まとめたものです。

一般社団法人全国コープ福祉事業連帯機構

おススメの記事