「生協10の基本ケア®」とは?(介護・くらしのレシピ集)

このレシピのポイント

  • 「生協 10 の基本ケア ®」は、「生協の介護・福祉」の実践で 培われた「ふつうの生活」を支援するために大切な 10 の取り組みをまとめたものです。

  • 「生協10の基本ケア®」では、3つの大切な考えかたと「生協の介護・福祉」の実践で培った10の取り組みをまとめています。

  • 老いることを前向きに受け止め、上手に歳を重ねるためのくらし・介護のヒントとしてお読みください。

自分の人生をよりよく生きるためのヒント

いつまでも自分らしい生活を送りたい。
そんな誰もがもつあたりまえの想いに寄り添い実現するために、「生協10の基本ケア®」は生まれました。

「生協10の基本ケア®」の前半となる1章から5章は、日常生活の土台を整える取り組みです。まずは人間が生活する上で大切な環境を整備する項目「換気」から始まります。2章から5章は、床に足の裏をつけ体重を乗せて座ることを基本に、人間の自然な身体の動きを活用しながら下半身を鍛える動き、そのうえで自分の力を使いトイレ、食事、入浴の方法について説明しています。2章から5章は順番に取り組むことが効果的です。

  1. 換気をする
  2. 床に足をつけて座る
  3. トイレに座る
  4. あたたかい食事をする
  5. 家庭浴に入る

後半の6章から8章は、認知症の方へのケア、誰もが願う住み慣れた地域で自分らしく地域とのつながりを持って生きていくための取り組みとなります。9章は、介護が必要な状態になっても、自分で物事を決め選択することの大切さ、本人の気持ちを受け止める重要性について述べています。そして10章は、人生の最期をどこで誰とどのように過ごしたいかを考える内容です。

  1. 座って会話をする
  2. 町内におでかけする
  3. 夢中になれることをする
  4. ケア会議をする
  5. ターミナルケアをする

「生協10の基本ケア®」には、誰もが自分の人生をよりよく生きるためのヒントが多く含まれています。

このレシピは、本機構に参加するメンバー「生協10の基本ケア®」について考えるプロジェクトを発足し、
まとめたものです。

一般社団法人全国コープ福祉事業連帯機構

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