「生協10の基本ケア®」 9.ケア会議をする

このレシピのポイント

  • 「生協 10 の基本ケア ®」は、「生協の介護・福祉」の実践で 培われた「ふつうの生活」を支援するために大切な 10 の取り組みをまとめたものです。

  • 介護サービスを受けると、介護にかかわる全員で目線を合わせ、みんなでくらしを考える話し合いの機会がたびたびあります。

  • 話し合いでは、本人の本当の気持ちを大切にし置き去りにしないこと、家族の声に耳を傾けること、参加者みんなが意見を話し合うことを大切にしています。

自分の希望を考える/伝える

介護が必要な状態になると、本人や家族、ケアマネジャー、介護職や看護職、医師や栄養士、理学療法士などのチームがつくられ、介護サービスの利用中はたびたび話し合いの機会が設けられます。このチームが大切にしていることは、「本人の本当の気持ち」を置き去りにしないこと、そして家族の正直な気持ちに耳を傾けることです。

介護を受ける立場になったり認知症と診断を受けたりすると、思うように表現できなくなる人もいます。本人や家族の思いが異なることも、決して少なくありません。

この会議は、本人と介護にかかわる全員の目線を合わせ、みんなでくらしを考えるとても大切な機会です。一度決めたからといっても、そのあとに変更することもたくさんあります。介護に正解はありません。ケア会議は、本人とみんなで、いろいろな事をいろいろな方法でトライしながら、見直し進めるための機会です。

「生協10の基本ケア®」の3つの大切な考えかたを根底に、話し合いに参加しています。

このレシピは、本機構に参加するメンバー「生協10の基本ケア®」について考えるプロジェクトを発足し、
まとめたものです。

一般社団法人全国コープ福祉事業連帯機構

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