~高校生の介護体験~世代を超えた交流が利用者さんの笑顔につながる!(介護・くらしのレシピ集)
このレシピのポイント
高校生と一緒に過ごす、日常の中にあった世代間交流
普段とは違う交流が利用者さんの笑顔を一層引き出す
富山県黒部市牧野地区にあるとやま生協の小規模多機能型居宅介護「輝くろべ」に
「介護の体験学習」として地元の高校生3名が来てくれました!
今回は、若さ溢れる高校生との交流の様子、世代を超えた交流のレシピ、お届けします!!
介護の世界へようこそ!
黒部市地元の桜井高校の生活環境科生徒さん3名が、輝くろべで利用者さんと交流し介護の体験学習を行いました。
桜井高校からは、申し出を頂き、今回の介護体験を受け入れることになりました!
いよいよ交流の時間!
高校生の受け入れにあたっては、受け入れ施設での事前打ち合わせを行いました。
そして当日。体験学習を始めるにあたり、まずは利用者さんへの紹介から行いました。
その後、見守りやお話し、ラジオ体操やレクリエーションへの参加など楽しみながら交流を深めました。
さらに、入浴後のドライヤーがけや昼食の配膳といった軽介護も体験してもらいました。
お互いを知ってこそ。
1日の介護体験を終えた高校生からの感想です。
「職員のみなさんが、利用者さん1人1人にあった介護をされている姿がすごいなと思いました♡」
地域とのつながりの中で、利用者さんにとっては自分の孫くらいの年の差がある世代との交流ができました。
利用者さんも、普段以上にたくさんの笑顔が自然に見られ、いきいきとしていたのが印象的です。
これこそがWin&Winの関係!
今回の交流体験では高校側と施設側にそれぞれに得たことがあります。
★高校側
1.生活と福祉、生活環境の学習の一環として、基礎的な介護の知識と技術の習得につながる。
2.高齢者との交流や介護を通して高齢者の生活に関心を持つことができる。
関心を持つことで積極的に関わる意欲を育むことにつながる。
3.福祉施設でスペシャリストとして働く人々の職業について理解が深まる。
そのことにより望ましい勤労観、職業観を持つことができる。
★施設側
1.地元の高校生との交流を通じて利用者さんの笑顔が見られる。
2.地域貢献につながる
世代を超えた交流
当日の利用者さんたちの笑顔は格別でした。内閣府が公表している高齢者白書によると、現在の日本の高齢化率は29%となっています。また高齢者と同居する世帯も少なくなっている中、今回のようにこれからを担っていく世代と地域の高齢者の皆さんが交流する機会は大変貴重な場面であったと感じています。
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この記事を書いた人・法人について
小林 守さん
とやま生活協同組合 福祉事業部 福祉事業支援グループ マネージャー