認知症がある方こそ大切にしたい!生活意欲を高める関わり方(介護・くらしのレシピ集)

このレシピのポイント

  • 「ご一緒に」でつなぐ「自信」や「やる気」!

  • 好きなこと・経験…その方の思い出を引き出し、耳を傾ける

  • デイサービスの活用も大切、一人で悩まず相談を

パルシステム千葉のデイサービスで管理者をしている青木さんから届いたレシピ♥

今回は“認知症の方こそ大切にしたいこと”をテーマに、デイサービスで大切にしていることをご紹介します。
ご年配の方、特に認知症にかかった方は、失敗することや、時間がかかること、できないことが増えていきます。
そうすると、自宅ではやらせてもらえないことが多くなりますが、ご自身でできることは多くあります。
「やる気」「積極性」を引き出し、実際に行ってもらうことで生活に意欲が湧き、生き生きと過ごせることにつながります。

「ご一緒に」でつなぐ“自信”や“やる気”

歳を重ねても「できること」はたくさんあります!

まずは、アセスメントを行う中で、その方の好きなことや得意なこと等をなるべく聞き出し、それを元に一緒に行うことが出来ることを探し出します。
一緒に出来ることが1つでも見つかると、その後にいろいろな活動に繋がることが多くあります。
ひとりではできないことも、誰かが一緒に行うことで「できること」に変化します。それが自信ややる気につながれば、活動意欲が高まっていきます。

※介護サービスにおけるアセスメント

アセスメントとは、ご利用者の身体・認知機能の状態、生活環境、ご本人や家族のご希望などの情報を収集・分析することをいいます。介護事業所では、このアセスメントをもとに、希望される状態・生活に近づけるために必要なサービスを提供しています。

好きなこと・経験…その方の思い出を引き出し、耳を傾ける

一緒に「できる」ことに取り組むときには、その方が好きなこと、今までの生活の中で行ってきた家事や仕事、幼少期の出来事など、思い出話を引き出しながら行うことが大切です。
相手の話を聞きながら行うことで、信頼関係も築くことができます。

デイサービスの活用も大切、一人で悩まず相談をする

デイサービスにじいろぱる船橋海神は、地域密着型の小規模デイサービスです。
ご利用者の方は、どちらかというと主婦が多く、家事全般を行ってきている経験から、一緒に食器を拭いたり、洗濯物を干したり、畳んだりとできることを行って頂いています。

実家が農家で畑仕事を行っていた方からは、野菜の苗の植え方を教わったり、一緒に収穫を行ったり、ともに協力しあいながら楽しむことができました。ご自宅の家庭菜園で採れた野菜を持ってきてくださるなど活動意欲も増しています。
私たちのデイサービスでは、これからもご利用者の方々が生活に自信をもっていただくための活躍の場となることで、より元気な生活を送ってもらえるようなケアを提供していきます。

デイサービスでは、このように一人ひとりの状態に応じた関わりを通じて、生活意欲を高める役割もあります。
加齢や認知症によって、できないことが増えたり、意欲が減退したりする方も多いので、デイサービスの活用はとても大切です。
ご家族で介護される場合は、大変なことも多くあります。

にじいろぱる船橋海上のみなさん 笑顔がイイね♪

そんなときは、地域包括支援センターやケアマネジャー、利用しているサービス事業所など、一人で悩まずどこかに相談をしてみてください。きっと力になってくれるはずです。

パルシステム千葉
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この記事を書いた人・法人について

青木義行さん

生活協同組合パルシステム千葉 デイサービスにじいろぱる船橋海神 管理者

日々のサービスの中で、ご利用者のみなさまからいろいろなことを教えてもらっています。一緒にいろんなことを行いつつ、私も楽しみながら関わっていきたいと思います。まだまだ経験不足なことも多くありますが、船橋で必要とされるデイサービスを目指し、日々邁進していきます。

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