自分らしく生活するために 機能訓練・口腔体操(介護・くらしのレシピ集)
このレシピのポイント
みんなで楽しく体と口を動かし 転ばない体づくり!
その人らしい生活を送る いつまでも自分らしい暮らし
日常の活動レベルの重要性
日常の活動レベルが低下すると、ちょっとしたことでケガ・転倒に繋がり、寝たきりリスクが上昇します。
それらを予防するための体づくりで、毎日の運動は欠かせません!
デイサービスでの機能訓練
デイサービスでは、職員とともに体操や運動をして体を動かす“機能訓練”が行われています。
機能訓練を通じて、以下の目標を目指します。
①要支援・要介護状態の予防と改善
②筋力・身体機能の維持向上
にじいろぱる松戸六実の取り組み
デイサービスにじいろぱる松戸六実の機能訓練では、看護師が個々の状態にあわせた体操メニューに取り組み、指導しています。
目的はただ体を動かすことではなく、日常生活の活動意欲を高め筋力・体力の改善、維持向上を図り「いつまでも自分らしい生活をすること」を目標に取り組んでいます。
口腔体操の重要性
身体機能同様、噛む力・飲み込む力などの口腔機能も低下します。
口腔機能が低下すると、高齢者に多い誤嚥性肺炎のリスクが上昇します。
それらを予防するためには、口腔体操が大切です!
口腔体操の方法
口腔体操では、頬・舌・唇を動かし、声を発する事で咀嚼・嚥下機能の低下を防止します。定番の口腔体操には以下があります。
①早口言葉:例「隣の客はよく柿食う客だ」「生麦生米生卵」「新人シャンソン歌手新春シャンソンショー」
②パタカラ体操:「パ」「タ」「カ」「ラ」の音を発声することで、食事で使う筋肉を鍛えます。
デイサービスにじいろぱる松戸六実の取り組み
デイサービスにじいろぱる松戸六実では、口腔体操の時間に以下の工夫をしています。
①脳トレ:お題を考えてもらうことで脳の活性化を図ります。
例:「パ・タ・カ・ラのパから始まるものは何ですか?」(パラソル、パチンコ、 パイナップルなど)
②会話の促進:一緒に考えることで人との会話が生まれます。
③苦手意識の軽減:集団で楽しく取り組むことで、苦手意識を軽減します。
注意点
無理に体を動かすことは逆効果です。ご本人ができる範囲を知り、その方の状態を理解して実施することが大切です。
みんなで楽しく体と口を動かして 自分らしい生活を送ろう!
デイサービスは毎日多くの方が利用する中で様々なことに取り組みます。
必然とご利用者同士でコミュニケーションがうまれ声を掛け合うことで自然と体も動くようになります。
その結果生活に活気と気持ちの余裕が生まれ、まだできることが沢山あると自覚し精神の安定を図ることにも繋がります。
楽しく体を動かし継続する事で、その人らしい日常のお手伝いができればと思います。
この記事を書いた人・法人について
野口 サヤカさん
デイサービスにじいろぱる松戸六実 管理者