フレイルを予防し自分らしくイキイキした生活を目指す(介護・くらしのレシピ集)

このレシピのポイント

  • フレイルは予防・改善できる

  • 食事・運動・活動の3つのことをバランスよく

フレイルを予防し自分らしくイキイキした生活を目指す。
生協10の基本ケアで目指す姿の一つです。ところが、実現するには知識と予防が必要です。

フレイルってなに?

フレイルとは加齢に伴って体力・筋力・精神力など、心身の活力が低下し、
要支援や要介護の状態に近づくことを表しています。
そして多くの方は、フレイルという状態を経て、要介護状態へ進むと考えられています。

一方で、早めの気付きと対策をすることで、元に戻ることができるというのがフレイルという状態です。

フレイル予防・改善のために必要なことは3つ

何よりも予防が大事!

フレイルは早くからの予防が大切です。
また一旦フレイルになったとしても、進行を緩め、元に戻ることができる状態です。
自分の状態と向き合いながら予防することで、進行を緩やかにし、
健康に過ごせていた状態に戻すことができるのです。

行動を変えていくことの大切さ

「歩かないと歩けなくなる」「たんぱく質を意識してとる」いまでは多くの方の常識となりました。
しかし日常の中ではフレイルの進行に気づかないこともあるのです。
例えば、最近歩く速度が落ちてきた、食事でむせたりすることが増えきた・・などもサインの一つ。
高齢の家族と一緒に住んでいるのに生活時間が異なることから「一人で食事をしている」と、
ご本人も周りも、その変化に気づかないことも、よくある話なのです。
時々一緒にご飯を食べることで、食事の量、食べ方、むせの状態を知ることができます。
くらしの中での行動を変えること、早期発見の第一歩です。

いつまでも自分らしくイキイキと

フレイルは改善ができる状態ですし、若いうちから意識していくことで、
フレイル状態に陥る可能性を少しでも減らしていきましょう。
そして、もしフレイルの状態となっても、「栄養」「運動」「社会参加」の3つに取り組むことで、
状態が改善できることが分かっています。
生協10の基本ケアはこのフレイル予防と改善に繋がるケアの実践です。
いつまでも自分らしい生活を続けていけるよう取り組んでいきたいですね。

*この記事は、日本生活協同組合連合会の『号外:フレイル特集①』フレイルってなに?を参考に作成。
 レシピ等も掲載されていますので、ご覧ください❤

この記事を書いた人・法人について

一般社団法人 全国コープ福祉事業連帯機構さん

一般社団全国コープ福祉事業連帯機構は、生協と、生協を母体に設立された社会福祉法人が設立し参加する、事業支援団体です。今までも各地の生協、生協を母体とし設立された社会福祉法人等は、それぞれの地域に根差し福祉事業を発展させてきました。それぞれの特長や個性を、お互いに不断に学びあい、生協の介護・福祉を高めていく協同事業を展開している「生協の介護・福祉」の全国ネットワークです。

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