「生協10の基本ケア®」 6.座って会話をする(介護・くらしのレシピ集)

このレシピのポイント

  • 「生協 10 の基本ケア ®」は、「生協の介護・福祉」の実践で 培われた「ふつうの生活」を支援するために大切な 10 の取り組みをまとめたものです。

  • 誰かと話しをすることは、心身の健康にいいことづくめです。

  • やさしいまなざしで座って会話をすることは、「ここはあなたの居場所です」というメッセージを相手にわかりやすく伝えることができます。

健康のために、たくさん人と話そう

誰かと話しをすることは、楽しいだけではなく、脳の機能を活性化し、顔の筋肉もふんだんに使い、人とのつながりを感じられ、心身の健康にいいことづくめです。

 

ところが認知症になったり介護を受ける状態になると、自分の本当の気持ちを伝えたり、うまく表現ができなくなる場合があります。自分の近くにいる人の視線や行動や態度に、とても敏感になることもあり、気持ちがおちこんだり、不安や戸惑いを抱き、周りにうまくとけこめなくなることがしばしばあります。

認知症ケアの一環として、利用者さんと介護者が「座って会話をする」ことも大切にしています。

一緒に座って話をする時間を持とう

「生協10の基本ケア®」では、ご本人の言いたいことをちゃんと受けとめ、ねばり強く聴く姿勢もち、「ここはあなたが安心していい居場所」だと相手に伝わるよう、座って会話をすることを大切にしています。

介護の現場は猫の手も借りたい程忙しいとよく言われますが、「生協10の基本ケア®」に取り組んでいる法人では、利用者と一緒にソファに座り話している場面も珍しくありません。

誰だって、やさしいまなざしで目線を合わせて会話することは嬉しいものです。

 

このレシピは、本機構に参加するメンバー「生協10の基本ケア®」について考えるプロジェクトを発足し、
まとめたものです。

一般社団法人全国コープ福祉事業連帯機構

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