温かい食事が生きる力と「できること」を引き出す

一人暮らし、栄養失調で倒れてしまったら・・・

高齢での一人暮らし、決して珍しいことではありません。一人暮らしを始めた頃は、まだ不自由なく元気に過ごせていても、誰しも年齢を重ねていきます。ある時、栄養失調や病気などで倒れてしまう可能性もあるのです・・・・。
今回は、エフコープ生活協同組合のケアマネジャーさんが関わった活動をご紹介します。

医療機関からエフコープ福祉への依頼

エフコープのケアマネジャーに医療機関から相談の連絡が入りました。
「一人暮らしをしていたMさんという方が、栄養失調で倒れ救急搬送された」とのことです。
栄養失調ということもあり、医療機関から自宅内の状況確認を依頼され、退院後のご自宅に伺いました。
訪問してビックリ！自宅内は調理器具どころか食器や箸さえありませんでした。宅配弁当を利用しているようでしたが、弁当は手つかずのまま積み上げられ、腐っていました。
Mさんは食べない理由にについて、「冷たいけん食べとうない」とポツリと一言。

必要なことはなんだろうか

ケアマネジャーはMさんに一番必要なことは何よりもまず「温かい食事」を定期的にとることと考えました。

そして週３日の訪問介護、行政の支援金を活用しての調理器具や食器類の購入をすすめました。

やがて心がほぐれてきたのか、当初拒否していたデイサービスにも通うようになり「みんなで食べるご飯はおいしい」と生活に温もりと彩りを感じるようになりました。

少しの手助けで生活の質が向上

温かい食事とみんなで囲む食卓はMさんの生活を劇的に変えました。
今では心身ともに健康を取り戻すことができています。

誰もが持っている強みと可能性を引き出す

Mさんは「自分でも料理をしてみたい」と一念発起し、ヘルパーに教わりながら、今ではカレーやシチューを作れるまでになりました。私たちのサポートを受けながら生活の質が大きく向上したMさん。
その人が持つ「できること」の力を最大限発揮できるようにかかわっていきます。

みなさん、いかがでしたか。
「温かい食事が生きる力と「できること」を引き出す」読んだこちらの心も温かくなりました。
素敵な事例のご紹介ありがとうございます。
「生協10の基本ケア®」 4.あたたかい食事をする(介護・くらしのレシピ集) | 生協みんなの介護・くらしラボ (coopwelfare.or.jp)

エフコープ生活協同組合
採用情報｜エフコープ生活協同組合 (fcoop.or.jp)